モユ分類

モユ分類は、おかゆ氏ともやし氏によってまとめられた人工言語の分類法のひとつである。
作者の意図する志向性によって区別し、それを「タグ付け」によって分類する。

まったくの草稿であるので、誰かによってより美しく整えられることを期待する。

国際補助的:「万人が使用することを志向している」

芸術的:「もっぱら美的楽しみを志向している」

実験的:「その言語仕様をもった言語が機能するかどうかを確かめようとしている」

哲学的:「何らかの主義・世界観・認識論をその言語全体の性向として反映させようとしている」

仮説的:「その言語を学ぶことで話者に何らかの影響があるという具体的な予測がある」

自然志向・リアリズム志向:「自然言語の複雑性と史実性の模倣を志向している」

文化漂白的:「その言語全体の性向として、文化的中立を志向している」

文化依存的:「その言語全体の性向として、特定の文化を意識している」

汎用向け:「特定の用途(歌唱・コンピュータ操作など)を志向していない」

特定目的向け:「もっぱら特定の用途を志向している」

表現形式(音声志向/書記志向):「音声/書記の使用を主たる表現形式として志向している」

真面目/ジョーク:「完成度の高さに少なからず志向性がある/ない」

使用世界の虚実性:「想定している使用世界が現実/架空である」

積極的アポステオリ:「どこかの言語の語彙を参考にすることを意識している」

消極的アポステオリ:「特に意識してどこかの言語の語彙を参考にはしていない(が、自らの環境による既存の文化/言語性質の影響を積極的に取り除こうともしていない)」


以下は生姜のメモであって、モユ分類そのものではない。

モユ分類のそれぞれの要素になんらかの形態素をもたせてみる。たとえば:

国際補助的:IN

芸術的:AR

実験的:EX

自然志向・リアリズム志向:NAT

文化漂白的/依存的:CAC/CAD

汎用/特定目的向け:GEN/SUP

表現形式(音声志向/書記志向):SO/LIT

真面目/ジョーク:SER/JOK

使用世界の架空/現実性:FIC/RE

積極的/消極的アポステオリ:POPOS/NEPOS

アプリオリ:AP

などとし、当てはまるタグの形態素を合成することによって得られる単語をその言語の分類先とする。

ex) エスペラント:IN-CAC-GEN-??-SER-RE-??POS


published : 2015-01-28
revised :