1. ごあいさつ

coi rodo [しょい ろど]。みなさん、こんにちは!

「はじめてのロジバン」、略して「はじロジ」は2013年9月から執筆され続け、
この度(2015年4月)、移転も兼ねて「はじめてのロジバン 第2版」、「はじロジ2」ができつつあります。
まだ未完成ですが、完成したものから記事をあげています。

初代はじロジと同じく、執筆は cogas(生姜)が行っており、3人の可愛いイラストはヴァエさんに描いていただきました。
そして、初代はじロジに引き続いて、guskant氏には色々と学ばせてもらい、感謝しております。
また、サイト移転に伴い、サイトのソースコードを改善してくれました youxkei氏、
さらに、PJCG(ロジバン若手の会)のメンバーなどなど、たくさんの人の支えによってはじロジはつくられています。
この場を借りて、みなさんに謝辞を送りたいと思います。 ki’e sai


はじロジ2を書くにあたって、一番意識したのは「ざっくり度」です。

というのも、はじロジの当初の目的は、

「あ、ロジバンってそんな大したことないじゃん!むしろ簡単かも!」と思わせるようなロジバンの入門講座を作る

でした。しかしながら、著者の不手際もあり、初代はじロジの情報量は「はじめての」とは言いにくいものになっていました。
先輩である「はじめてのアルカ」「はじめてのエスペラント」と比べても難解なテーマが入り込んでいたように思います。

そこで、はじロジ2ではもう一度先輩の姿を見習って、「ざっくりとロジバンを捉える」姿勢を目指しました。
ですから、「とりあえず深い考察とかはいいから、ロジバンで話したり書いたりしてみたい!」という方に打ってつけです。

一方で、深く味わいながらロジバンを学びたいという人には少し物足りないかもしれません。
また、いちいち細かいことが気になる人にとっても、「痒いところに手が届かない講座」となる可能性があります。

そこで、はじロジ2では、初代はじロジ以上に「補助資料」を充実させ、さらに「FAQ」を掲載することで、
本編で説明するには細かいけれど、よくある質問について対応したいと思っています。

もう一つ、はじロジ2で意識したことは、デファクトスタンダードについてです。
これも「ざっくり」と深く関わってくるのですが、ロジバンは仕様が自由なため、
その自由さをそのまま説明していると瑣末に踏み込んでしまい、煩雑になりがちです。

そこで、はじロジ2では「大体の人が使ってるロジバンの感じ」をお手本にしたいと思います。
例えば、大体の人はASCIIを使っていますし、多くの人がいわゆるSVO語順でロジバンを書いています。
確かにロジバンの自由さを味わうのは悪く無いですが、まず基本所作を押さえるのも悪くないかと思います。


はじロジ2の段階でもなお、ロジバンは文法の研鑽が盛んに行われています。

はじロジ2ではCLL ver1.0を参考にしつつも、意味論についてはもっぱらBPFKによる最新のものを採用しています。
ですから、例えば特に冠詞などは、CLLとは違った説明となっていますので予めご了承ください。

それでは、ロジバンという名の望遠鏡を手にして、世界をより楽しく眺めてみよう!

・・・・・


koc1
みなさん、coi rodo!「こしょん」って言います。よろしくお願いします。

sor2
やっほー!「そら」だよ!…時にこしょんさん、「しょいろど」って?

koc2
これはロジバンっていう人工言語の挨拶だよ。「みなさん、こんにちは」って意味。

sor2
へー!面白そう!「ロジ」って聞くと、logicを連想しちゃうや。

koc5
鋭いね。ロジバンは「論理的言語(loglangs)」というジャンルに属するんだよ。
ロジバンは、まあなんやかんやのおかげで、文法がシンプルにできてて学びやすいよ。そらもいかが?

sor7
簡単だと言うなら…よし、じゃあやってみようかな!

・・・

・・・

・・・

sor1
みたいな感じでー

koc1
進みます。